【マッドマネー】ライブドアとカジノ資本主義 [思考]
マッドマネーって知ってる?
スーザンストレンジが、1980年代後半に書いた本で、
カジノ資本主義の危険性を批判した本。
その後、アジア通貨危機が起こって、日本では
誤発注事件やライブドア事件。。。
今、思うとするどい警告をしている本だと思う。
ライブドアの事件は、こうしたカジノ資本主義を最大限に利用した
倫理的破綻事件。金を稼ぐために倫理が欠如するっていうのは
昔から続く人間のさが。そのライブドア自体が今度は外資ファンド
に狙われてマネーゲームの様相を呈してきた。
世の中、本当に短期投機、長期投機で右往左往する時代になってきたよね。
短期投機なんて、多額の金を使ったカジノみたいなもの。誤発注でもうけた
人は24億くらい一瞬でもうけて、ライブドアで3億損したらしい。
そいつはただ、パソコンの前に一日中座ってるだけでね。
本当には存在しない電子媒体で実体のない金や株をやりとるする。
もはや、何も間に介在していないのに、電子情報だけで、市場は大混乱。
まさにカジン資本主義。
小泉首相は「日本で格差が広がっていないこと」を強調しているけど。
経済自由化は本質が格差拡大でしょう。
効率的な経済活動というのは非効率なものを排除するということを意味する。
簡単だよね。
非効率になって切られていく人。効率的にうまくやって稼ぐ人。
稼ぐ国と淘汰される国。
終わっている。
就職活動をしたときに初年収だけで、【格差】があることを実感しました。
ローファームが1200万
外資ファンドは500万から800万
外資コンサルも500万から
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日本の普通企業、諸月給10数万円
金をもうけられるところは、M&Aを専門とするローファームや
いわゆるマネーゲームを専門とする外資ファンドやらが中心。
しかし、初年から格差がこれほどあるとは思わなかったな。
世の中そんな時代なのかな。
適切な規制と、適切な倫理。
そういうのを求めていくのもまた「グローバルガバナンス」
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