卒論でけた! [学業]
半分だけね。
半分だけだけど、とりあえず卒論として仕上げてみました。
残りが間に合わない場合もあるので、とりあえず一段落
したこの辺で、一旦終了させときますわ。
(http://web.sfc.keio.ac.jp/~s02433ss/database/GGtheory.pdf)
概要:卒業論文前編
前編だけでタイトル作るとしたら
「グローバルガバナンス論の拡散とその実態
ー脱国際関係論・総合政策学としてのグローバルガバナンスー」
グローバルガバナンスとは何か?」という疑問点に対して、グローバル化とグローバルガバナンスとの関連性、グローバルガバナンス論の起源と拡散から紐解いていく。
初めに、グローバル化との違いは何かという疑問から、グローバル化の議論の体系化を行い、グローバル化からみたグローバルガバナンスは、第1に「グローバル化に伴う問題点を対処するためにグローバルガバナンスが持ち出される場合」と、第2に「グローバルな政治変容という分野の中でグローバルガバナンスが展開される場合」の2点とする。
その後にグローバルガバナンス論の原点であるローズノー、ヤング、グローバルガバナンス委員会から、それが拡散していく過程を追っていく。拡散過程においてリアリズム、リベラリズム、マルクス主義による国際関係論の議論を継承している状況がわかる。そこから、グローバルガバナンスがそれまでの国際関係論と違いがないのではないかという新たな疑問が生まれる。
それに答えるため、グローバルガバナンスの起源といえるブルとローズノーとの比較をすることで、グローバルガバナンスの特徴が「グローバル化という前提」とそれによる「権威の移転」であるということを導き出す。
そうした意味で、グローバルガバナンスとは国際関係論とグローバル化との接合的な理論であり、国際関係論の国家中心的な限界を超える試みであることと捉える。
そこからグローバルガバナンスを
「グローバル化に影響される共通の問題群や目的のために対処する制度の総体であり、その主体は国家を中心としながら、非政府組織(NGO)、市民運動、多国籍企業、および地球規模の資本市場などの非国家主体を含み、その中で、「権威の移転」「調整」に主眼が置かれるもの」と考える。そうした意味で、グローバルガバナンス論はグローバル化と国際関係論とをつなげる役割を持った総合的視点を要する分野であり、「総合政策学」の一端を担う学問と結論付ける。
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